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ドラゴンヘッド 絶望、という未来

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漫画レビュー
著作権について
    ドラゴンヘッド 作者 望月峯太郎 講談社 ヤングマガジン
    コミック 全10巻

 ドラゴンヘッド ストーリー
 主人公青木輝らの乗車していた新幹線は、突如発生した大地震?により浜松付近のトンネル内で壮絶な脱線事故に巻き込まれる。
 トンネルの出口は土砂により完全に遮断されている、真っ暗闇のトンネル内は蒸し暑く、脱線した新幹線には何百人もの死体がある。
生存した3人の生徒達は無事生還できるのだろうか。
死と表裏一体の極限状態に追い込まれた少年達の苦悩とそれに伴う狂気と暴力。世紀末の様相と呈する世界を舞台に人間の本質と「究極の恐怖」を圧倒的な世界観と緻密な描写で描く。
 ドラゴンヘッド 登場人物

テル(青木 輝、あおき てる)
主人公の中学生。地震発生時は生活指導の教員に叱られ、不貞腐れながらウォークマンを聞いていた。北東側に火柱が上がっているのを確認した直後に地震が発生し意識を失うが、何とか一命を取り留める。その後アコやノブオに出会う。
アコ(瀬戸憧子、せと あこ)
テルと同級生の女子。地震発生時は熟睡していた。交通事故により両親を失っており、親戚に引き取られている模様。
ノブオ(高橋 ノブオ、たかはし のぶお)
テルと同級生の男子。元々虐められていたせいか、挙動不審な所がある。地震発生時はトイレにいたため難を逃れる。出入り口が塞がれ、暗闇が漂うトンネル内で次第に狂い始める
仁村(にむら)
陸所湯自衛隊中部方面所属の隊員。
地震発生後、所属部隊とともにヘリで富士方面へ向かっていたが、静岡付近で仁村の搭乗したヘリだけ離脱。
岩田(いわた)
陸上自衛隊中部方面隊所属の隊員。ヘリを操縦・整備することが出来、仁村に命令されて部隊から離脱した。
傷頭(菊地、きくち)
病院にいた頭が傷だらけの男。あまりうまくしゃべることはできないが、アコに対して「りゅうず(竜頭)」と発するなど、この物語の重大なヒントを教える。
おばさん
地震当時,伊東市にいた中年女性。津波から逃れ、内陸部にある自宅跡で息子の遺体などを捜索していた。元々は医師の娘であり、病状や治療法などについて詳しい。

ドラゴンヘッド 解説 感想
 この漫画はトンネル内での謎の大地震での新幹線事故で始まり、話が進むにつれ、さらに絶望的ば状況になっていきます。
 絵は好みがあるかと思いますが、極限の状況になった時の人間の、感情、狂気、暴力、良心などが非常にうまく描かれています。
 この漫画が出版された時には、このようなタイプの漫画は新しく、その後出版されていく漫画にも大きな影響をあたえたのではないでしょうか。

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