漫画 バナナフィッシュ 紹介 感想     GreenWorld

日本の漫画史に残る名作!
BANANA FISH バナナフィッシュ

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漫画レビュー
著作権について
    BANANAFISH  作者 吉田 秋生  小学館
 コミック 全19巻

 BANANAFISH ストーリー
 1973年6月、ベトナム戦争のさなか、あるアメリカ兵が突如、同じ分隊の兵士たちに自動小銃を発砲するという事件が起こる。アッシュの兄であるこの兵士は粗悪な麻薬の摂取によって精神障害を発症したと思われ取り押さえられた時に・・バナナフィッシュ・・と謎の言葉をつぶやいた。
12年後、アッシュ・リンクスは、手下に殺された見知らぬ男がいまわの際に「バナナ・フィッシュ」という単語を口走ったことに疑念を抱き、事件の背景を探り始める。
 BANANAFISH 登場人物

アッシュ・リンクス(Ash Lynx)
本作の主人公。17歳、マサチューセツ州ケープゴード出身
NYスラムのストリートキッズ(不良少年)を統括するボス。
金髪、緑の瞳の並外れて整った容姿とIQ180以上(マナーハイムの調査では210)の頭脳、人の上にたつ圧倒的なカリスマ性を持ち運動神経(射撃は一流でナイフ扱いも上手い)も抜群。
奥村 英二(おくむら えいじ)
カメラマン助手として伊部と共にストリートキッズの取材をした際アッシュと知り合った少年。アッシュが信頼し唯一心を許す人物。アッシュの最も大切な存在として敵に狙われることも多く、彼の弱点ともなってしまうが、英二もアッシュを真に理解し救いたいという意思を持ち、その一心から行動を共にする。
マックス・ロボ
元アメリカ陸軍軍人、後にニューヨーク市警の警官を経てフリーのジャーナリストとなる。アッシュの兄グリフィンとはベトナム戦争での戦友であった。刑務所で知り合ったアッシュと共にバナナフィッシュを追い、作品の途中からニューズウィーク誌の契約記者となる。
ディノ・ゴルツィネ
コルシカマフィアのボス、少年愛の性癖があり、かつてはアッシュを寵愛してその才能を見抜き後継者として育てていたが、同時に男娼として商売に利用もしていた。
ショーター・ウォン
少年刑務所時代からのアッシュの親友。ニューヨークのチャイナタウンにおける不良少年達のボスだった。
実家は中華料理店で、姉のマーディアが切り盛りしている。
李月龍(リー・ユエルン)
アメリカ名はユーシス。6歳の頃からの学習により数万種の薬草や毒、劇薬に関する知識に長けており、バナナフィッシュの組成についてもアッシュとは別の方向から核心に迫る。チャイニーズ・マフィアを支配する李家の末弟だが、自分の母親を殺した異母兄達を抹殺し実権を握る。
シン・スウ・リン
ショーター亡き後のチャイニーズ達のボス。あどけない子供のような風貌でありながら優れた才気・指導力を持つと同時に世話好きな性格でもあり、また俊敏で行動力がある。窮地に陥っても強気で明るさを失わない。

BANANAFISH 解説 感想
 私がこの漫画をはじめて読んだのは、20年ほど前になります。それからいくつもの漫画を読んで、数々の名作にも会いました。先日久しぶりにこの漫画を読み返してみたのですが、まったく古さを感じさせず、何度見てもまるで外国の映画を見ているような展開に驚かされます。
 主人公のアッシュの主人公像がこの漫画を盛り上げます。金髪でグリーンアイズのキレイな少年、コルシカマフィアの元で幼い頃から同性愛者の玩具にされ酷い目にあいながらも、恐ろしく頭がよく冷酷な面もありストリートギャングのボスまでのし上がって行きます。しかし、不死身の体を持っているわけでもなく、あくまで常識的な能力であり誰もが出来そうで出来ないギリギリのラインであるのがリアリティある物になっていると思います。
 
 私の特におすすめする漫画のひとつです。

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